相談員の声(広報誌2020年春号Vol.55)ピックアップその8

~私の学びの場~(相談員ネーム:H・Hさん)

 私は、いのちの電話の活動に関わって11年になります。相談員として振り返ると、研修で十分に学習したのですが、実際、実践として受け手の立場になって「掛け手の気持ちが理解できず自分の主観的な価値観でとらえている自分」、「掛け手の課題に対して何とかしてあげたいと前のめりになり共感じゃなく同情している自分」がいる事などに気づくことで自分自身を知る機会になったと思います。自分を知ることで自分の課題が見えてくる。自分自身をありのまま受け入れることで生き方が楽になる秘訣だと、この活動に関わって気付くことが出来たと思います。

 これからもこの活動に関わりながら、掛け手に対しての言葉かけ優しく事柄を謙虚に受け止めながら「掛け手は何を求めているのか」を見極めながら日々精進していきたいを思います。

※掲載の内容は「いのちの電話」に対しご理解を深めていただくための目的で、電話相談を一般化したものです。事実を伝えるものではないことを、お断りしておきます。

録音について
福島いのちの電話では、掛けてこられた方の相談内容をよりよく聴くために、相談員の研修の目的に限り、電話を録音しています。
①相談内容を、その他の目的に使用することは一切ありません。
②守秘義務により、相談された方のプライバシーを厳格に守ります。
③電話番号は、こちらに表示されませんので個人を特定することはできません。