~悩み相談に役立てて~
郡山の古民家カフェ「竹柳庵」
郡山市の古民家カフェ「結いの里 竹柳庵」は2021年3月23日、カフェ利用者からの浄財4万2千円と千羽鶴を「福島いのちの電話」に寄付した。新型コロナウイルス感染拡大を背景に小、中学、高校生の自殺者が増える中、悩み相談などの業務に役立ててもらおうと寄せた。
竹柳庵は元県議会副議長の柳沼純子さんが昨年6月に自宅を改装して開いたカフェ。9月からは感染防止対策を取りながら、健康体操や折り紙教室などのサロンを定期的に開催。地域に新型コロナの閉塞感が漂う中、住民のよりどころになっている。
サロン会場には募金箱を置き、参加者から毎回100円ずつ集めている。緊急対策期間中など中断もあったが、サロン開始から半年が経ったのを機に、集まった浄財を寄せた。新型コロナに伴う長期休校や外出自粛などを背景に、昨年の小、中学、高校生の自殺者が過去最多に上ったと報じられたこともあり、悩み相談の窓口となる「福島いのちの電話」への寄付を決めた。参加者らが作った千羽鶴も一緒に贈った。
参加者代表の根本ヒロ子さんが三瓶弘次事務局長に浄財を手渡した。福島いのちの電話郡山支部長の柳沼副議長、鈴木優樹県議が立ち会った。
2021年4月1日付 福島民友新聞